2018年9月18日火曜日

通訳を目指している皆さんへ


     21世紀は権力や武力で問題を解決するのではなく、問題を共有し、言葉を使 って説明したり説得することを通じて、解決策を見い出すことが必要なのではないでし ょうか。情報のグローバル化が進行する中で、多様な文化の尊さをつくづく感じるこの 頃です。異なる人種や宗教を理解しあう寛容さが問われている気がします。

    異なるものの出会う所、コミュニケーションが生まれます。言語を異にし、文 化的歴史的背景の異なる者の間に、どうしたらコミュニケーションが成立するのでしょ うか。

    人の存在を意味づける最大の要素は言語です。好むと好まざるとにかかわらず、 人は無意識のうちに母国語を使って思考します。ですから異なる言語体系に属する者同 士が意思疎通を図るのは困難をきわめます。社会が同質的で、異質なものにさらされる ことの少ない日本人は、特にこれが苦手です。その仲立ちをするのが通訳の仕事です。 でも単に相手の言語を習熟し、文化や歴史に精通しているだけでは不充分だということ を私は年を追って痛感するようになりました。

    人と人とのつながりには、言語よりも知識よりもはるかに重要な要素があるこ とを忘れてはなりません。一口で言えば、「こころ」です。人間に本来的に備わってい る共通皮膚感覚のようなものです。どれだけ多弁を弄しても、気持ちの通じないところ にコミュニケーションは成立しません。

    DIPLOMATT 2 つの TT Transcultural Training を表します。Trans とは 「何かと何かを越える」という意味です。Transcultural Training すなわち世界を舞 台に文化の架け橋として活躍するコミュニケーターを育てたい、という願いをこめて命 名しました。これから通訳を目指そうという方、更に飛躍したい方、DIPLOMATT でチャ レンジしてください。
                            

                                                                   株式会社ディプロマット
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                                                                                                     原 不二子

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